1. はじめに:妊婦と塩分・糖分管理の重要性
妊娠中は、お母さんの体だけでなく、お腹の中の赤ちゃんの健康を守るためにも、食生活に特に気をつける必要があります。その中でも「塩分」と「糖分」の摂取量は、日本の家庭料理=和食であっても油断できないポイントです。
塩分を摂り過ぎると妊娠高血圧症候群やむくみの原因となり、糖分の過剰摂取は妊娠糖尿病や急激な体重増加につながることが知られています。しかし、「和食なら自然とヘルシーだから大丈夫」「甘いものだけ控えればいい」と思い込んでいる方も多いかもしれません。実際には、味噌汁や漬物、うどんなど日常的な和食メニューにも塩分・糖分が意外と多く含まれていることもあるため注意が必要です。
この連載では、新米パパ目線から、妊婦さんやその家族が抱えがちな「何をどう気をつけたらいいの?」「和食なら安心?」という疑問や悩みに寄り添いながら、和食の知恵を活かした減塩・減糖レシピや工夫をご紹介していきます。
和食のメリットと妊婦の食事ポイント
日本の家庭料理である和食は、バランスの取れた栄養や、旬の食材を生かした調理法が特徴です。特に妊婦さんにとって、和食は塩分や糖分を過剰に摂取せず、素材本来の味わいを楽しみながら健康的な食生活を送ることができる大きなメリットがあります。
和食が妊婦におすすめな理由
| 特徴 | メリット |
|---|---|
| 旬の食材を使用 | 栄養価が高く、新鮮な野菜や魚介類からビタミン・ミネラルをしっかり摂取できる |
| だし文化 | うま味成分(昆布・かつお節など)で塩分控えめでも満足感が得られる |
| 蒸す・煮るなどの調理法 | 油や砂糖を控えたヘルシーな仕上がりになる |
| 一汁三菜スタイル | 主菜・副菜・汁物で自然と栄養バランスが整いやすい |
妊婦向け和食の食事ポイント
- 塩分控えめ:だしや酢、柑橘類(ゆず・レモン)を活用して、減塩でも美味しく。
- 旬の野菜中心:季節ごとの緑黄色野菜や根菜を積極的に取り入れる。
- 魚介類は種類と頻度に注意:青魚などDHA豊富な魚は良いですが、水銀含有量にも気を付けてバランスよく。
- 主食は雑穀米や玄米もおすすめ:白米だけでなく雑穀や玄米で食物繊維も補給。
- 砂糖控えめの煮物・蒸し物:みりんや自然の甘み(かぼちゃ・さつまいも等)を活かす。
- 発酵食品も適度に:納豆・味噌・漬物など腸内環境を整える食品も加えると◎。
季節ごとのおすすめ和食例(妊婦さん向け)
| 季節 | おすすめ食材 | 和食メニュー例 |
|---|---|---|
| 春 | たけのこ、菜の花、鯛 | たけのこご飯、鯛の酒蒸し、菜の花のおひたし |
| 夏 | トマト、きゅうり、アジ | 冷や汁、アジの南蛮漬け、夏野菜のおろし和え |
| 秋 | さつまいも、きのこ、鮭 | きのこご飯、鮭のちゃんちゃん焼き、さつまいもの煮物 |
| 冬 | 大根、小松菜、ぶり | ぶり大根、小松菜のお浸し、大根と鶏肉のみそ汁 |
まとめ:和食で無理なく塩分・糖分管理!
和食ならではの調理法や旬の恵みを上手に活かすことで、妊娠中も無理なく減塩・減糖ができます。家族みんなで楽しめる家庭料理で、お腹の赤ちゃんと一緒に健やかな毎日を送りましょう。

3. 減塩のコツ:だしや味付けの工夫
妊婦さんが安心して和食を楽しむためには、減塩を意識しつつも、美味しさを損なわない工夫が大切です。和食ならではの調味料やだしの使い方を知っておくと、無理なく塩分をカットできます。
かつお節や昆布だしで旨味アップ
まず、和食の基本となる「だし」を活用しましょう。かつお節や昆布からとっただしは、素材そのものの旨味を引き出してくれるので、少ない塩分でも十分に満足感のある味に仕上がります。特に煮物や汁物では、だしを効かせることで塩を控えめにしても美味しくいただけます。
柚子やみそで風味をプラス
また、調味料として「みそ」を使う場合も、減塩タイプのみそや白みそを選ぶことで塩分摂取量を抑えることができます。さらに、柚子や生姜、大葉などの香り高い薬味やスパイスを添えると、少ない塩でも料理全体の風味がぐっと豊かになります。
日々の食卓で続けられるポイント
例えば、お吸い物を作る時はだしを濃いめに取り、醤油や塩は控えめに。煮物には仕上げに柚子皮を散らしたり、サラダにはポン酢やレモン果汁など酸味をプラスすることで薄味でも飽きずに楽しめます。こうした和食ならではの知恵で、妊娠中も家族みんなで健康的な減塩ライフを続けていきましょう。
4. 減糖のヒント:自然な甘みと間食対策
妊婦さんが健康的に糖分をコントロールするためには、和食ならではの「自然な甘み」を活用することがポイントです。ここでは、果物やさつまいも、和菓子を上手に取り入れながら、無理なく減糖を実践できるコツをご紹介します。
果物やさつまいもで満足感アップ
おやつやデザート代わりにフルーツやさつまいもを選ぶことで、ビタミンや食物繊維もしっかり摂取できます。特に日本の旬の果物は、糖度が高すぎず適度な甘さなのでおすすめです。ただし、食べ過ぎには注意しましょう。
| おすすめ食材 | 自然な甘みの特徴 | 摂取量の目安 |
|---|---|---|
| りんご・みかん・キウイ | ビタミンC豊富、消化しやすい | 1日1~2個程度 |
| さつまいも(蒸し・焼き) | 腹持ちが良く、優しい甘み | 100g程度/1回 |
和菓子の上手な取り入れ方
洋菓子より脂質が少ない和菓子は、減糖中のおやつとして上手に利用できます。たとえば羊羹やお団子は一口サイズを意識し、緑茶と一緒に味わうことで満足感もアップします。市販品は「低糖」や「砂糖不使用」の表示にも注目しましょう。
和菓子選びのポイント
- 小豆の煮物は自宅で作ると砂糖量を調整できる
- 白玉団子は黒蜜やあんこの量を控えめに
- 葛餅やわらび餅はきなこで風味をプラスして砂糖控えめでも美味しく
間食対策のコツ
- 空腹時はまず温かいお茶や白湯で気持ちを落ち着ける
- よく噛んでゆっくり食べることで満腹感UP
- 夜遅い時間のおやつは避けて早めに就寝する習慣づくりも大切
こうした工夫を毎日の生活に取り入れることで、妊娠中でもストレスなく美味しく減糖ライフを送ることができます。
5. 妊婦におすすめ!簡単和食レシピ集
妊娠中の塩分・糖分管理はとても大切ですが、毎日のご飯作りはできるだけ手軽にしたいですよね。ここでは、初心者パパ・ママでも簡単に作れる、減塩・減糖の和食レシピと時短テクニックをご紹介します。
減塩・減糖を叶える和食メニュー
1. 野菜たっぷり味噌汁(減塩バージョン)
だしをしっかり効かせることで、少ない味噌でも満足感アップ。旬の野菜や豆腐を入れれば、栄養バランスも◎。味噌は控えめにして、香り高い昆布や鰹節でうま味をプラスしましょう。
2. 鶏むね肉と根菜のさっぱり煮
鶏むね肉は脂肪が少なくヘルシー。醤油の量を減らし、その代わりに生姜や柚子胡椒など香味野菜で風味付けするのがポイントです。根菜類も一緒に煮ることで、自然な甘みが引き立ちます。
3. ひじきと大豆のサラダ
ひじき、大豆、人参などを使った和風サラダは、ノンオイルドレッシングやポン酢でさっぱり仕上げて。砂糖不使用でも、大豆本来のほんのりした甘さが楽しめます。
時短テクニックで毎日続けやすく!
- 下ごしらえをまとめて:週末に野菜を切って保存しておくと、平日はすぐに調理できます。
- 電子レンジ活用:根菜や豆類は電子レンジで加熱すると時短&栄養キープ。
- 冷凍ストック:茹でたほうれん草や小分けした出汁などを冷凍しておくと便利です。
パパもママも一緒に楽しもう!
和食は素材本来の味を生かすので、調味料を減らしてもおいしくいただけます。家族みんなで減塩・減糖メニューを楽しみながら、赤ちゃんにも優しい食生活を目指しましょう!
6. まとめとパパからのアドバイス
妊婦さんの塩分・糖分管理は、お腹の赤ちゃんとママ自身の健康を守るためにとても大切です。和食はもともと素材の味を生かした調理法が多く、だしや酢、香味野菜を使うことで減塩・減糖でも美味しく食事を楽しめます。しかし、毎日のメニューを考えたり調理したりするのは、時には大変に感じることもあるでしょう。そんな時こそ、パパがキッチンに立ってみるのもおすすめです。私も初めて包丁を握った時は緊張しましたが、だしを取ったり、煮物や蒸し料理に挑戦したりしているうちに、だんだん楽しくなりました。自分で作ることで食材選びや調味料の工夫にも関心が持てるようになり、「家族みんなで健康的な食生活をサポートしている」という実感が湧いてきました。
家族みんなで妊婦さんを支えよう
妊娠中は体調や気分が変わりやすく、不安になることもあります。そんな時、家族の協力や優しい声かけが何よりも心強いものです。パパだけでなく、お子さんやおじいちゃんおばあちゃんも一緒に「今日はどんなご飯にしよう?」と相談する時間は、家族の絆を深めるきっかけにもなります。買い物や下ごしらえなど、小さなことでもサポートできることはたくさんあります。
パパからのワンポイントアドバイス
・レシピ本やネットで和食の減塩・減糖レシピを探して、一緒に作ってみましょう
・無理せずできる範囲からスタート!
・頑張りすぎないように、お惣菜や冷凍食品もうまく活用しましょう
・「ありがとう」「美味しいね」と言葉で伝えることも大切です
最後に
妊婦さんへの思いやりとサポートは、お腹の赤ちゃんにもきっと伝わります。家族みんなで楽しみながら健康的な和食ライフを続けていきましょう!

