A型・B型・AB型ベビーカーの違いと利用シーン別おすすめ商品

A型・B型・AB型ベビーカーの違いと利用シーン別おすすめ商品

1. ベビーカーの種類と基本的な特徴

ベビーカーは赤ちゃんとのお出かけに欠かせないアイテムですが、日本では主に「A型」「B型」「AB型」の3タイプに分けられています。それぞれのタイプには、対象年齢や使い方、特徴が異なります。ここでは、それぞれのベビーカーについて分かりやすく解説します。

A型ベビーカー

A型ベビーカーは、新生児から使用できるタイプで、背もたれをフラットに倒せることが特徴です。生後1カ月頃から使えるので、首が座っていない赤ちゃんでも安心して利用できます。振動吸収性や安定感が高いため、長時間の外出やお散歩にも適しています。ただし、本体がしっかりしている分、重さや大きさがあります。

主な特徴

  • 対象年齢:新生児(生後1カ月)~3歳頃
  • リクライニング機能あり(フルフラット可能)
  • 安定感・安全性が高い
  • 本体はやや重め・大きめ

B型ベビーカー

B型ベビーカーは、首が座った7カ月頃から使える軽量タイプです。コンパクトで持ち運びしやすく、ちょっとしたお出かけや旅行先でも便利です。A型に比べて簡単な作りなので、価格も手ごろなものが多いです。ただし、新生児には対応していません。

主な特徴

  • 対象年齢:生後7カ月~3歳頃
  • リクライニングは浅めまたはなし
  • 軽量・コンパクトで持ち運びしやすい
  • シンプルな構造で価格も比較的安価

AB型ベビーカー(両対面式)

AB型ベビーカーは、A型とB型の良いところを兼ね備えた中間タイプです。新生児から使えるモデルもありつつ、軽量化されているものが多く、日本の狭い道路や電車移動にもぴったりです。また、「両対面式」と呼ばれるように、ハンドルの向きを変えて赤ちゃんと対面・背面どちらでも使えます。

主な特徴

  • 対象年齢:新生児(生後1カ月)~3歳頃
  • A型ほど重くなく、B型より安定感がある
  • 両対面式ハンドルで向きを変えられるモデル多数
  • 都市部や公共交通機関での利用にもおすすめ
タイプ別比較表
タイプ 対象年齢 特徴 おすすめ利用シーン
A型 新生児〜3歳頃 安定感抜群・リクライニング可・重め 長時間のお出かけ・新生児期から利用したい方に最適
B型 7カ月〜3歳頃 軽量・コンパクト・簡易構造 短時間のお出かけ・旅行・持ち運び重視の方におすすめ
AB型(両対面式) 新生児〜3歳頃 A/B型の中間・両対面可能・軽量化されたモデル多数 都市部での利用・公共交通機関をよく使う方に最適

それぞれのベビーカーにはメリットとデメリットがありますので、ご家庭のライフスタイルやお子さまの成長段階に合わせて選ぶことがポイントです。

2. 日本の子育て事情とベビーカー選びのポイント

日本でベビーカーを選ぶ際には、住宅環境や公共交通機関、買い物時の使いやすさなど、独自の事情を考慮することが大切です。ここでは、日本ならではの生活スタイルに合ったベビーカー選びのポイントを紹介します。

日本の住宅環境に合うベビーカーとは

日本の多くの家庭はマンションやアパートなど集合住宅に住んでいます。そのため、エレベーターのサイズや玄関スペースに収まるかどうかが重要です。また、狭い廊下やドアも考慮して、コンパクトに折りたためるタイプが人気です。

ポイント 理由
折りたたみやすさ 収納スペースが限られているため、省スペースで収納できることが重要
軽量設計 階段の上り下りや持ち運びが楽になる
自立機能 玄関などで立てて置けると便利

公共交通機関利用時のベビーカー選び

電車やバスをよく利用する場合は、混雑時でも邪魔にならないスリムなデザインがおすすめです。また、ワンタッチで折りたためるタイプだと乗り降りもスムーズです。

特徴 おすすめタイプ
スリムな幅・軽量ボディ B型・AB型(小回りが利くもの)
片手操作可能なハンドル B型・AB型(駅構内やバス停で便利)
ワンタッチ折りたたみ機能 B型・AB型(急な乗降時に役立つ)

買い物やお出かけ時のポイント

スーパーやショッピングモールでも通路が狭い場所があるため、小回りが利くモデルが重宝します。荷物入れの大きさや安定感もチェックしましょう。

シーン別チェックポイント A型ベビーカー B型ベビーカー AB型ベビーカー
新生児から使いたい場合 ◎(リクライニング可) ×(対象外) ○(一部対応)
公共交通機関をよく利用する場合 △(やや大きめ) ◎(軽量&コンパクト) ◎(軽量&多機能)
買い物で荷物を多く積みたい場合 ◎(大型バスケット付きが多い) ○(小さめバスケットあり) ○~◎(モデルによる)

まとめ:日本ならではのベビーカー選び方のヒント

A型・B型・AB型それぞれに特徴がありますが、日本の暮らしでは「コンパクトさ」「軽量」「操作性」が特に重要なポイントとなります。住まいや移動手段、ライフスタイルに合わせて最適なタイプを選びましょう。

A型ベビーカーのメリット・デメリットとおすすめ商品

3. A型ベビーカーのメリット・デメリットとおすすめ商品

A型ベビーカーとは?

A型ベビーカーは、新生児から使えるタイプで、日本の育児家庭でも特に人気があります。背もたれがフルリクライニングでき、赤ちゃんを寝かせたまま移動できるため、生まれてすぐのお子さまにも安心して使えます。

A型ベビーカーのメリット・デメリット

メリット デメリット
新生児から使用可能(生後1ヶ月頃〜)
リクライニング機能で赤ちゃんを寝かせられる
安定感があり段差やガタガタ道も安心
日よけやレインカバーなど付属品が充実している
本体が大きく重いものが多い
折りたたみ時も場所を取ることがある
公共交通機関や狭い場所では扱いにくい場合がある

A型ベビーカーがおすすめな利用シーン

  • 新生児期からお散歩や買い物に行くとき
  • 長時間の外出や遠出をする場合
  • 安定感や安全性を重視したい方
  • ベビーカーで赤ちゃんがお昼寝することが多いご家庭

日本で人気のA型ベビーカーおすすめモデル

メーカー・モデル名 主な特徴 参考価格帯(円)
アップリカ「ラクーナ クッション」シリーズ 振動吸収機能・軽量設計・ハイシートで地面の熱やホコリから赤ちゃんを守る設計 約50,000〜70,000円
コンビ「スゴカルα」シリーズ 片手で持ち運べる軽さ・オート4キャス機能搭載で操作性抜群・通気性良好なシート素材使用 約45,000〜65,000円
Pigeon(ピジョン)「ランフィ」シリーズ 路面の衝撃を吸収するタイヤ設計・赤ちゃんに優しいフルリクライニング機能・通気性良好なメッシュシート採用 約55,000〜75,000円
エアバギー「ココブレーキEX」シリーズ(A型対応) 三輪タイプで段差に強い・エアタイヤで押し心地◎・大容量バスケット付きで買い物にも便利 約60,000〜80,000円

A型ベビーカー選びのポイント

  • 車体の重さやサイズ:自宅やよく利用する施設に合わせて選ぶと便利です。
  • 折りたたみ方法:片手で簡単にたためるモデルは、外出先でも扱いやすいです。
  • 安全性:5点式シートベルトやしっかりしたフレーム構造は安心材料になります。
  • お手入れのしやすさ:シートが洗濯可能だと、いつも清潔に保てます。
  • デザインやカラー:日本国内ではシンプル&ナチュラルなデザインも人気です。

4. B型ベビーカーのメリット・デメリットとおすすめ商品

B型ベビーカーとは?

B型ベビーカーは、主に生後7ヶ月頃から使用できる軽量タイプのベビーカーです。お子さまが一人でお座りできるようになったタイミングから使い始める方が多く、日本でも人気があります。

B型ベビーカーのメリット

メリット 詳細
軽量・コンパクト 持ち運びやすく、公共交通機関やショッピングモールでも便利です。
折りたたみやすい ワンタッチで簡単に折りたためて、収納もラクラク。
価格が手頃 A型に比べて比較的リーズナブルな価格帯の商品が多いです。
通気性が良い 夏場のお出かけにも快適な設計が多いです。

B型ベビーカーのデメリット

デメリット 詳細
リクライニング機能が限定的 背もたれの角度調整が少ないため、長時間のお昼寝には不向きな場合があります。
衝撃吸収力が低め A型より車輪やサスペンションがシンプルなので、段差やデコボコ道では揺れやすいことも。
新生児には使用不可 基本的に7ヶ月以降からしか使えません。

B型ベビーカーがおすすめの利用シーン

  • 駅やバスなど公共交通機関をよく利用する方
  • 近所のお散歩や公園までの移動が多い方
  • 自家用車でのお出かけ時にもコンパクトに持ち運びたい方
  • セカンドベビーカーとしてA型と使い分けたい方

B型ベビーカー選びの注意点

  • 安全基準(SGマーク等)を必ずチェック!
  • 折りたたみや操作方法を実際に確認してみると安心です。
  • お子さまの体格に合ったサイズ選びも大切です。
  • 荷物入れの有無や日よけ(幌)の大きさも要チェック!

編集部おすすめB型ベビーカー3選(2024年版)

商品名 特徴・ポイント
Pigeon ビングル BB0(ピジョン) 超軽量2.8kgで持ち運びラクラク。片手で折りたためて、コンパクトカーにも◎。通気性メッシュシート採用。
Aprica マジカルエアー クッション AC(アップリカ) ふわふわクッション付きで乗り心地抜群。大型幌で日差しもしっかりガード。デザインも豊富で人気。
Combi F2プラス AF(コンビ) 安定感あるフレームと片手操作可能なハンドル。カラー展開豊富でスタイリッシュな見た目もポイント。
B型ベビーカーはこんなファミリーにおすすめ!
  • A型を卒業して「もっと身軽にお出かけしたい」ご家庭
  • 旅行や帰省など移動が多いご家庭
  • A型・AB型との併用で使い分けたいご家庭
  • 買いやすい価格帯でセカンドベビーカーを探している方

B型ベビーカーは、お子さまとの毎日のお出かけをより快適&楽しくしてくれるアイテムです。使いやすさや安全性を重視して、ご家庭にぴったりの1台を選んでみてくださいね。

5. AB型(両対面式)ベビーカーの特長とおすすめ商品

AB型ベビーカーの特徴とは?

AB型ベビーカーは、A型とB型それぞれの良い点を組み合わせた、日本独自のタイプです。新生児から使えるA型の安全性と、B型の軽量さ・操作性を兼ね備えているため、多くのママ・パパに選ばれています。特に「両対面式」と呼ばれるハンドルの向きを切り替えられる機能が大きな魅力で、赤ちゃんの成長やシーンに合わせて使い分けることができます。

AB型ベビーカーの主なメリット

特徴 メリット
両対面式ハンドル 赤ちゃんと対面で安心感アップ、外の景色も楽しめる
A型並みの安全設計 新生児から使用可能、リクライニング機能付き
B型並みの軽量化 持ち運びやすく、公共交通機関でも便利
コンパクト設計 狭い場所でも操作しやすい、日本の住宅事情にもマッチ

AB型ベビーカーの選び方ポイント

  • 重量:なるべく軽量で持ち運びしやすいものがおすすめです。
  • 折りたたみやすさ:ワンタッチで折りたためるかチェックしましょう。
  • リクライニング角度:フラットに近い状態まで倒せると新生児にも安心。
  • タイヤ性能:段差や凸凹道でもスムーズに走行できるものが人気です。
  • 収納スペース:買い物カゴや荷物が入る大容量バスケット付きだと便利です。

日本で高評価!おすすめAB型ベビーカー3選

商品名 メーカー 主な特長 価格帯(参考)
コンビ スゴカルα 4キャス エッグショック HT Combi(コンビ) 超軽量・両対面式・エッグショック搭載で衝撃吸収力抜群 約35,000〜50,000円
アップリカ オプティア クッション プレミアム AB型 Aprica(アップリカ) 通気性◎・ふわふわクッション・片手で簡単開閉可能 約45,000〜60,000円
Pigeon ランフィ RB0Z 両対面式ベビーカー Pigeon(ピジョン) 滑らかな走行性・メッシュシート・軽量設計で持ち運び簡単 約40,000〜55,000円